親族外承継における後継者の能力形成プロセス、支援機関の「3つの役割」
事業承継について、本人の子供・兄弟など「親族内」での承継だけでなく、内部昇格による従業員承継やM&Aによる事業引き継ぎなど、「親族外」への承継も注目されている。中小企業の親族外承継や支援機関の役割について研究する、立命館大学・久保田典男教授に話を聞いた。
親族外承継における
後継者の能力形成プロセス
久保田 典男
── 親族外承継における後継者の能力形成プロセスの特徴は、どういった点にありますか。
私は親族外承継について、内部昇格による従業員承継、M&Aによる親族外への事業引き継ぎという2つのケースを主に研究しています。親族外承継の後継者は、事業を承継する「正統性」をいかに獲得するかが問われますが、その獲得プロセスは従業員承継とM&Aで異なります。
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