「リカレント教育エコシステム構築支援事業」に大学等の社会人向け教育プログラム46件が採択
文部科学省は6月16日、「リカレント教育エコシステム構築支援事業」に大学等の社会人向け教育プログラム46件を採択したことを発表した。
同事業は、高等教育機関が地域や産業界との連携のもと開発・提供するリカレント教育プログラムに対して、1件につき約4,000万円の資金援助を行うもの。
2024年度骨太方針にて示された、「2029年までに経営者等約5,000人の能力構築に取り組む」、「大学と業界が連携して設置した、最新の知識や戦略的思考を身に付けるリ・スキリングプログラムに2025年度中に約3,000人が参加する」という目標の実現に向け、同年度補正予算に盛り込まれた。
プログラムの実施主体や内容に応じて以下の2種類がある。
①産学官連携を通じたリカレント教育プラットフォーム構築支援
②リカレント教育による新時代の産学協働体制構築事業
①は地方大学が地方創生に向けて実施する、経営人材や地域で求められる人材の育成プログラムを、②はデジタル等、先端領域の教育研究を行う大学が産業成長や労働移動に向けて実施する、DXやサプライチェーン・マネジメント等、成長分野の担い手の育成プログラムを対象とする。
①については43件の応募の中から、東北大学の「宮城県新事業創造リカレント教育プラットフォーム」や早稲田大学の「観光地経営エコシステムを担うリーダー育成プログラム」など27件が、②については37件の応募の中から、東京大学の「サプライチェインマネジメント(SCM)リカレント教育」や事業構想大学院大学の「地域構想力育成プログラム」など19件が採択された。
採択された各プログラムの詳細は以下から確認できる。
①https://www.mext.go.jp/content/20250624-mxt_syogai03-000040006_1.pdf
②https://www.mext.go.jp/content/20250624-mxt_syogai03-000040006_2.pdf