ベネッセ、国内でのサービス開始から2024年までUdemyの学習データ10年分の分析結果を発表
株式会社ベネッセコーポレーションは7月7日、米Udemy(ユーデミー)社が運営する同名の社会人向けオンライン動画学習プラットフォームについて、日本国内における10年分の学習データの分析結果を発表した。
両社は2015年に業務提携を結び、ベネッセが日本でのプラットフォームの展開を独占。2019年には法人向け定額サービス 「Udemy Business」を開始。コロナ禍やリスキリング機運の高まりもあり、約2,000の企業と100以上の自治体に導入されており、個人利用者も含めるとのべ200万人以上が利用している。
2015年のサービス開始から2024年までの人気学習トピックと、その推移について分析したところ、「Python」が2016年から5年以上1位を維持し、「AWS」にトップの座を奪われた2022年以降も2位をキープするなど、10年間を通じてプログラミングが人気であることが判明した。
また、2023年にそれまでトップ10入りしたことのなかった「ChatGPT」が3位に、同様に2024年に「生成AI」が7位にランクインするなど、近年はAIの人気が急激に高まっていることが判明した。
利用者の学習タイミングについては、1日の中では16時~17時、1週間の中では日曜日に学習する人が多いことが明らかになった。休日よりも、平日の11時~12時や15時~17時といった業務時間内に学習を行う傾向が見られた。
また、今年1月から4月にかけての検索者数が、昨年同時期のそれから大幅に増えたワードを分析したところ、 「AIエージェント」、「Cursor」、「Gemini」、「RAG」、「Copilot」と上位5つをAI関連が占めた。AIエージェントを中心に、AI分野の学習需要が今後さらに拡大していくことが伺われた。
調査結果の詳細は以下から確認できる。
https://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/20250707_release.pdf