自分から机に向かうのは19.8% 「α世代」の子どもの実態調査

株式会社学研ホールディングス(東京都品川区、代表取締役社長:宮原 博昭、参考記事)のグループ会社、株式会社学研エデュケーショナル(東京都品川区、代表取締役社長:川端 篤)は、全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20〜40代の保護者500名を対象に、「α世代の勉強に関する実態調査」を実施、その結果を発表した。

「α世代」とは、おおむね2010年以降に生まれた世代を指す言葉。

「子どもは普段自らの意思で机に向かい自主的に勉強をしていますか」という質問に対しては19.8%が「保護者から声をかけずとも自主的に勉強をしている」と回答。

一方で、「子どもに普段から自らの意思で机に向かい勉強してほしいと思いますか」との質問には「とてもそう思う」「ややそう思う」との回答が89.6%となり、保護者の理想と実態が大きく乖離していることも判明した。

また、「現在あなたは子どもを塾に通わせていますか」との質問には11.0%が「通わせている」と回答、約10人のうち9人が塾に通わせていないことがわかった。加えて、現在は通わせていないものの、今後「通わせたいと思っている」保護者に「子どもが何歳の時から通わせる予定ですか」と質問したところ、「小学3年生」との回答が19.7%で最多となった。

すでに通わせていると回答した保護者に対する「子どもが何歳の時から通わせていますか」という質問では、小学1年生という回答が最も多く(29.1%)、小学校入学を機に子どもを塾に通わせる保護者が多いこともわかった。

さらに、「現在子どもに身に付けてほしい能力はなんですか」との質問に対しては「何事も自分でやり切ろうとする力」が最も多く68.8%となった。次いで「コミュニケーション力」(66.6%)、「物事に集中して取り組む力」(60.4%)との回答が寄せられており、調査を行った学研では「保護者は子どもに、自分自身で様々なことをできるようになることを望む気持ちがあることがうかがえます」と分析している。

23.1.13news2

「子どもが自主的に机に向かう」と回答した割合は19.8%(学研調べ)