文科省、「COREハイスクール・ネットワーク構想」の最終報告書を発表

文部科学省は5月1日、「COREハイスクール・ネットワーク構想における小規模高等学校ネットワークモデルに関する調査研究」 の最終報告書を発表した。

「COREハイスクール・ネットワーク構想」とは、僻地にある小規模高校どうしが集まって都市部の高校と連携することで、さらには市町村、高等教育機関、産業界とコンソーシアムを構築することで、自校では受けることのできない授業や、得ることができない体験を可能にし、小規模校の存続や活性化を促す構想。「CORE」は「collaborative regional high-school network」(地域社会に根ざした高等学校の学校間連携・協働ネットワーク)の略。

文科省は2021年度から2023年度まで全国 13 道県を実証地域に指定。ネットワークを形成させ、複数の小規模高校と都市部の高校が教育課程を共通化し、同時双方向型の遠隔授業を行い、生徒の多様な進路実現に向けた教育・支援を可能とする方策や、学校間連携を行うための運営体制について、調査研究を行った。

最終報告書では、各ネットワークの取組状況を検証。成果や課題を分析することで、他地域が参照可能なモデルの提案を図っている。

報告書は全240ページ。以下から読むことができる。

https://www.mext.go.jp/content/20240502-mxt_koukou02-000035791_01.pdf

 

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