多摩美、無料オンライン講座を5つのテーマにもとづき再編成

多摩美術大学は5月9日、YouTubeにて提供する無料オンライン講座「Tama Design University」に、5つの最先端のテーマにもとづく「Division」(部門)を設置することを発表した。

Tama Design Universityは、多摩美が社会連携とオープンイノベーションを目的に、2021年に東京ミッドタウンの「デザインハブ」内に開設した「TUB」(Tama Art University Bureau)が主催。同年、デザインの新領域を知り、共に考える機会として、第一線で活躍する研究者・実務家の講義動画50本を公開しスタートした。

受講生には動画を視聴するだけでなく、リフレクションができる場も用意。2022 年度グッドデザイン賞を受賞した。総視聴者数は42,000 人、総視聴回数は140,000 回に上る。

気候変動やAIの台頭など、社会がさまざまな課題に直面する中、デザインはその解決のひとつの方法として急速に浸透しつつある。そこで、「AIとデザイン」「サーキュラーデザイン」「ストラテジックデザイン」「デザイン人類学」「遊びのデザイン」の5つの先端的なテーマを設定。それらに即して、これからの社会を考えるプログラムを提供する。

講義だけでなく、企業と連携した企画、参加型のワークショップなども行っていくとしている。

 

多摩美術大学プレスリリースより