ビジネスメールの書き方は「上司・先輩から教わった」人が3割

文章力向上研修を提供する株式会社YOSCAは5月7日、「ビジネスメール・チャットに関する社内教育の実態調査」の結果を発表した。20代以降の男女300名を対象に、今年4月に実施した。

「メール・チャットの書き方はどのようにして身につけましたか?」と尋ねたところ、「上司・先輩から教わった」が35.3%で最多(画像参照)。「何もしていない/自然と身についた」(31.3%)、「書籍やWebの記事を参考にした」(20.7%)、「会社の研修で習った」(11.3%)と続いた。

「学校教育(小中高大)以外で、読みやすい文章の書き方について学習したことはありますか?」との質問には、「ない」が63.3%と多数を占めた。

「テキストコミュニケーションは得意ですか?」と尋ねたところ、「得意」は17.7%、「やや得意」は31.3%。「どちらとも言えない」は31.3%、「苦手」は19.7%だった。「自分が書く文章は読みやすいと思いますか?」との質問には、「読みやすいと思う」が12.0%、「それなりに読みやすいと思う」が52.3%、「どちらとも言えない」28.3%、「読みにくいと思う」7.3%。ほぼ半数が自分の文章力に一定の自信を持っていることが判明した。

一方、自身の文章力の認識と実態にギャップがあることも判明した。最初の質問に「上司・先輩から教わった」と回答した人(n=113)に対して、「上司・先輩の指導に対してストレスを感じたことはありますか?」と尋ねたところ、64.6%が「ある」と回答した。

「ある」と回答した人に「どのような点でストレスを感じましたか?」と尋ねたところ、「お手本となる文章を提示してくれない」(35.6%)がトップ。「改善例を示してくれない」(34.3%)、「人によって指摘の内容が違う」(32.9%)、「指摘内容が具体性に欠ける」31.5%)と続いた。

文章の評価基準は各人で微妙に異なっており、そのせいで指導する側とされる側にすれ違いが起こり、ストレスが生じていることが示唆された。

詳しい結果は以下から見ることができる。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000061488.html

 

YOSCAプレスリリースより