大人の学び、7割超が月5,000円未満 「損したくない」心理が背景に
大人の学びにおけるコスト意識の調査結果を株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズが公開した。同社が運営する国内最大級の資格・検定情報サイト、学びのメディア『日本の資格・検定』の連載企画【まなびインサイト】にて、1,701名を対象としたアンケート結果をまとめている。
調査によると、学習者の約76%が月額5,000円未満で学んでおり、そのうち32.2%は「ほとんどお金をかけていない」と回答した。一方で月30,000円以上を投じる層はわずか1.3%に留まり、低予算での学習スタイルが定着している現状が浮き彫りになった。
安価な手段が選ばれる背景には、単なる節約志向ではなく過去の失敗経験に起因するリスク回避心理がある。費用に見合わなかった出費の1位は「通信講座(23.8%)」であり、高額な費用を払っても継続できなかった、あるいは内容が合わなかったという苦い経験がブレーキとなっている。この心理が、学習者の74.0%を「独学」へと向かわせる要因の一つといえる。
株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズの公式プレスリリースより
今後のサポートに対する要望では、合格時の「受験料全額返金」や「キャッシュバック・祝い金」を求める声が目立った。これは出費そのものを拒むのではなく、結果が出たことに対して対価を払いたい、あるいは回収したいという、投資に対する強い納得感を求める傾向を示している。
株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズは、代表取締役社長の野口功司氏のもと、試験の申込から受験料決済、受験、採点、合否判定処理等の全てをIT化するCBTサービスを提供し、国内80%以上のシェアを誇る企業である。今回の調査期間は2025年9月1日から10月15日までで、10代から60代の男女を対象にインターネット上で実施された。