豊中市、事業構想大らと連携協定を締結 9月にプロジェクト研究を発足

大阪府豊中市、株式会社京進、北おおさか信用金庫、事業構想大学院大学の4者は7月19日、連携協定を締結した。

豊中市域の課題を新規事業を通じ解決できる人材を、事業構想大のカリキュラムを生かして育成する「とよなか 暮らし・子育て輝き No.1プロジェクト研究」を9月から実施する。京進と北おおさか信金から豊中市に寄付された企業版ふるさと納税を財源とするため、参加は無料。

豊中市は大阪市に隣接し、鉄道網や道路網に加えて大阪国際空港もあることから、国内でも有数の交通利便性を持つまちとして知られている。しかし全国の自治体同様、少子化・高齢化に直面。子育て世代に焦点を当てたまちづくりを進めている。

投資の効果を子育て世代だけでなく全世代に波及させ、地域課題を解決するためには、その担い手となる人材の育成が不可欠である――このように考えた市に、豊中市を含む大阪府北部を基盤とする北おおさか信用金庫と、グループが豊中市内に保育園・学習塾・介護施設を複数展開している京進が共鳴。連携協定の締結に至った。

プロジェクト研究は9月から来年6月まで、豊中市内、事業構想大大阪校、オンラインで全24回活動する予定。現在、研究員を募集中。定員は10名。詳細は以下より。
https://www.mpd.ac.jp/events/toyonakacity/

締結式の様子。左から、須戸裕治・北おおさか信金理事長、 立木康之・京進代表取締役社長、長内繁樹・豊中市長、田中里沙・事業構想大学長。