リクルートと北海道東川町、地域の担い手育成に向けパートナー協定締結

株式会社リクルート(東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)は、人と組織の新しいつながり方を実践的に創り出すことを目指した社内組織「HITOLAB(ヒトラボ)」を通じて、北海道東川町との間で、オフィシャルパートナー協定を締結したことを発表した。

リクルートは人材・学びに関連する事業を長く展開してきた。また、自社の組織開発を通して、人の内発的動機を高め、事業価値につなげる知見を蓄積している。

「HITOLAB(ヒトラボ)」は、この人的資本活用の知見を社会に実装し、日本の地域社会の持続性の向上に貢献することを目的に、これまでも実証的な取り組みを展開してきたが、このたび東川町とオフィシャルパートナー協定を締結し、東川町が取り組んできたウェルビーイングに生きることができるまちづくりの推進に取り組む。

北海道のほぼ中央に位置する東川町は、旭川空港から7kmと至便の位置にある。東部は山岳地帯で、大雪山連峰の最高峰旭岳(2,291m)を擁し、道内唯一の上水道がない地域で、水道水は大雪山由来の地下水で賄われる。総人口は8,581人(2023年1月30日現在)で、過疎でも過密でもない「“適疎”な暮らし」を推進しており、人口減少の時代において、全国的にも珍しい人口が増え続けている地域。

同取り組みを通して、東川町や旭川都市圏の豊かさや持続性の向上に寄与するだけではなく、広く他の地域にも展開可能な地域づくりの知見を得ることを目的とする。

具体的な取り組み内容は下記の6つ。

まちや地域ぐるみで未来の担い手を育み、彼らがウェルビーイングに働き、生きる地域社会を実現するために、学校教育から地元企業の組織変革までを網羅する事業に取り組む。

(1)教育と学びの違いを踏まえた“東川町学びビジョン”の制定
(2)公設塾の充実を通した町内での教育・学び環境の整備
(3)地域の高等教育機関や日本語学校との連携を通した探求活動の充実
(4)旭川都市圏の中高生を主な対象とした自らの目的意識に気が付く機会の提供
(5)進学等で町を離れた若者が学びながら町と関わり続けられる仕組みの構築
(6)ウェルビーイングに働くことができる職場を増やすための地元企業の組織変革支援

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株式会社リクルートのプレスリリースより