東大、大学発スタートアップ支援プログラムを新設 三菱商事からの寄付をもとに運営

東京大学は3月28日、大学発スタートアップ支援プログラム「Tech Incubation Palette」を設立した。シーズの発掘から事業化に至るまでのプロセスを一気通貫で支援し、研究成果の社会実装を後押しする。

東大は大学発スタートアップを10年後に年間300件とする目標を掲げ、起業支援に力を入れており、同プログラムはその中核となる。

三菱商事株式会社からの6億円の寄付をもとに運営。三菱商事は資金のほか、産業界の知見やグローバルな企業ネットワークも提供する。

学内に眠る有望な技術を、特定領域に限らず全学横断的に広く発掘・探索。マッピング手法により可視化し、起業家やVC、金融機関とのマッチングを行う。民間企業の知見・ネットワークを活用した全学横断的なプログラムとしては、東大では初となる。

研究成果の発掘と社会実装を通じ、社会課題の解決とわが国の産業競争力の強化に貢献したいとしている。

0410記事2画像Image by Paylessimages (Adobe Stock)