第11期中教審会長を選任 教員養成・採用・研修等を包括諮問

中央教育審議会(中教審)は3月12日、128回総会を開催し、第11期中教審の会長の選任や、萩生田文科大臣から、「「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」と、「第3次学校安全の推進に関する計画の策定について」諮問がなされた。

第11期中教審の会長は、第10期に続き、前任の渡邉光一郎氏(第一生命ホールディングス取締役会長・経団連副会長)が選任。副会長には永田恭介氏(筑波大学長)、荒瀬克己氏(関西国際大学学長補佐・基盤教育機構教授)が就任した。また、委員の任期切れにより、新たに14名の委員が加わり、合計29名となった。

諮問「「令和の日本型学校教育」を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」、萩生田文科大臣は、5つの事項を中心に審議を願うとした上で、「教員免許更新制については、教師が多忙な中で、経済的・物理的な負担感が生じているとの声や、臨時的任用教員等の人材確保に影響を与えているという声があること」などから、「できるだけ早急に当該検証を完了し、必要な教師数の確保とその資質能力の確保が両立できるような抜本的な見直しの方向について先行して結論を得ていただきたいと思います」と述べた。

128回総会の資料は下記リンク先から。

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/1415607_00005.html

21.3.16news1

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