京大、研究支援に特化した新組織「総合研究推進本部」を創設

京都大学は1月1日付けで、研究支援に特化した新組織「総合研究推進本部」を創設した。

大学全体の研究活動を、統合的かつ戦略的にサポートする。本部長には理事・副学長の北川進氏が就任した。

学術研究のグローバル化と社会課題の多様化により、従来の枠組みでは研究力のさらなる向上が難しくなったことから創設。

大学全体の研究動向を俯瞰、分析し、エビデンスにもとづき研究推進戦略を策定。それにもとづき、効果的な資源配分の提案や研究成果の発信、グローバルな研究ネットワークの構築を行う。このほか、新たな研究領域の開拓、次世代研究者の育成なども行う。

昨年4月創設の「成長戦略本部」と連携し、研究成果の事業化も支援。大学基金の拡大につなげ、さらなる学術研究への再投資を行う自立的成長モデルの構築も図る。

URAなど専門人材を含む教職協働により、研究支援および研究体制強化に戦略的に取り組んでいきたいとしている。

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