SDGsを自分ゴト化するボードゲーム、地域の課題解決事例から学ぶ

SDGsを地元の身近な事例に結びつけて学ぶことができるボードゲームを開発。それはSDGsを自分ゴト化し、チームで協力しながら共通の目標達成を目指すことで、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を体験するツールになる。すでに学校や企業での活用が始まっている。

県内のSDGs解決事例を収集、
ボードゲーム制作を牽引

宮内 清登

宮内 清登

グローバルオーシャン 代表
一般社団法人Beyond SDGs Japan公認 SDGsビジネスマスター
一般社団法人 未来技術推進協会 SDGsボード ゲーム認定上級ファシリテーター
1988年中央大学卒業後、輸入卸・製造販売のファッション専門商社に入社し、33年間にわたり勤務。海外ブランドディストリビューションやオリジナルブランド開発・育成を数多く担当。100社以上の海外・国内のサプライチェーンとの取引を経験。2021年1月に一般社団法人Beyond SDGs Japan公認SDGsビジネスマスターを取得。その後、一般社団法人 未来技術推進協会 SDGsボードゲーム認定上級ファシリテーターを取得。2022年の1年間、「埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム制作プロジェクト」のリーダーとしてチームを牽引しその年末に完成。2023年より個人事業主として「SDGs伴走支援コンサルタント」や「SDGsワークショップ型研修講師」として活動。企業・行政・学校にむけて、SDGsボードゲームを活用したワークショップ型の講座・研修・交流会で好評を得ている

一般社団法人 未来技術推進協会が開発したオリジナルボードゲーム「Sustainable World BOAD GAME」は、社会課題を自分ゴト化するきっかけを与えるSDGsボードゲームだ。子どもから大人まで楽しめ、SDGsを理解するとともに、人と協力とすることの大切さや物事を深く考える思考力を養うことができる。

未来技術推進協会では、プレーヤーが社会課題をより身近に感じられるように、地域ごとの「ふるさと版」ボードゲームの制作を進めている。その埼玉県版が2022年12月末に完成した。「埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム制作プロジェクト」を中心となって牽引したのは、未来技術推進協会・SDGsボードゲーム認定上級ファシリテーターの宮内清登氏だ。

30年間にわたりファッション業界で仕事をしてきた宮内氏は2019年、あるファッション誌が一冊丸ごとSDGsを特集しているのを目にし、そこでSDGsに興味を抱いた。

SDGsの理念に共感した宮内氏は、2021年1月に一般社団法人Beyond SDGs Japan公認SDGsビジネスマスターを取得し、様々な活動を続ける中で、未来技術推進協会のSDGsボードゲームの存在を知り、その奥深さに魅了されて認定上級ファシリテーターになった。

「数あるSDGsのゲームの中でも、…

(※全文:2215文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。