SDGsを自分ゴト化するボードゲーム、地域の課題解決事例から学ぶ
SDGsを地元の身近な事例に結びつけて学ぶことができるボードゲームを開発。それはSDGsを自分ゴト化し、チームで協力しながら共通の目標達成を目指すことで、「誰一人取り残さない」というSDGsの理念を体験するツールになる。すでに学校や企業での活用が始まっている。
県内のSDGs解決事例を収集、
ボードゲーム制作を牽引
宮内 清登
一般社団法人 未来技術推進協会が開発したオリジナルボードゲーム「Sustainable World BOAD GAME」は、社会課題を自分ゴト化するきっかけを与えるSDGsボードゲームだ。子どもから大人まで楽しめ、SDGsを理解するとともに、人と協力とすることの大切さや物事を深く考える思考力を養うことができる。
未来技術推進協会では、プレーヤーが社会課題をより身近に感じられるように、地域ごとの「ふるさと版」ボードゲームの制作を進めている。その埼玉県版が2022年12月末に完成した。「埼玉県版ふるさとSDGsボードゲーム制作プロジェクト」を中心となって牽引したのは、未来技術推進協会・SDGsボードゲーム認定上級ファシリテーターの宮内清登氏だ。
30年間にわたりファッション業界で仕事をしてきた宮内氏は2019年、あるファッション誌が一冊丸ごとSDGsを特集しているのを目にし、そこでSDGsに興味を抱いた。
SDGsの理念に共感した宮内氏は、2021年1月に一般社団法人Beyond SDGs Japan公認SDGsビジネスマスターを取得し、様々な活動を続ける中で、未来技術推進協会のSDGsボードゲームの存在を知り、その奥深さに魅了されて認定上級ファシリテーターになった。
「数あるSDGsのゲームの中でも、…
(※全文:2215文字 画像:あり)
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