まちに「人がつながる場」を創出し、新たなチャレンジを生み出す
さいたま市を拠点に、コワーキングスペースやシェアキッチンを運営するほか、遊休耕作地や空き家の活用にも力を注ぐコミュニティコム代表・星野邦敏氏。多彩な事業を展開し、全国の他の地域でも通用する埼玉発のモデルケースの創出を目指している。
被災地での経験を経て、
地元・埼玉へのUターンを決意
星野 邦敏
星野邦敏氏は2008年、さいたま市の実家でウェブサイト制作を中心としたIT関連企業・コミュニティコムを起業し、数ヵ月後、東京にオフィスを構えた。転機となったのは東日本大震災後の2012年、復興支援事業に携わり、被災して仕事を失った人たちのために、東北でウェブサイト制作を教える仕事に就いたことだ。石巻市へ行った際、同世代がUターンやIターンして被災した地元を活性化すべく頑張っている姿を目にし、心を動かされた。
「私の出身はさいたま市ですが、自分は生まれ育った地元に何もしていないと思わされました。自分も何か地元に貢献することがしたいと考え、戻ることに決めたんです」
2012年12月、コミュニティコムは本社を東京からさいたま市へ移転。従来からのIT事業に加え、…
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