近大、NTT西と連携し証明書発行時の本人確認にマイナンバーカードを使用

近畿大学は3月5日、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)と連携し、成績証明書、卒業証明書など各種証明書の発行時に、マイナンバーカードを使用した本人確認を7月より開始することを発表した。

近大とNTT西は、2016年に日本で初めてコンビニエンスストアでの証明書発行を実現。2020年に包括連携協定を締結すると、2022年には就職活動時に企業に送付可能な「デジタル証明書」を全学に導入するなど、大学DXを進めてきた。

今回、サービスの向上と学内業務の効率化、セキュリティの強化に向け、各種証明書の発行にマイナンバーカードを活用することを決定した。

現在、卒業生が証明書を発行するには、本人確認書類(免許証など)のWEBへのアップロードと、在学時情報との照合が必要となっており、卒業生、大学側の双方に負担が生じている。

このプロセスを、デジタル庁が提供する、マイナンバーカード(正確には、そのICチップに搭載された電子証明書)を活用した個人認証サービス「デジタル認証アプリ」で代替。これにより、利便性の向上と業務負担の軽減を図る。確認ミスや、本人確認書類の偽変造の防止も期待される。

今後も引き続き大学DXに取り組んでいきたいとしている。

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