自分の価値に疑いを持つ10代が約7割 民間調査

合同会社serendipityは6月11日、日本人の自己肯定感に関する調査の結果を発表した。調査は5月、15歳以上70歳未満の全国の男女1,000人(10代男女各50人、20~60代男女各90人)を対象に年齢別に実施。

「世界価値観調査」(World Values Survey)において「自分自身に満足しているか」との質問に肯定的に回答した人が、アメリカの約70%、中国の約50%に対して約30%にとどまった日本の、自己肯定感の現状について調べた。

「将来叶えたい目標や夢はあるか?」と尋ねたところ、10代の約7割(69.0%)が「とてもある」「ややある」と回答した。一方、20代以上は4割前後(20代:40.5%、30代:41.7%、40代:41.6%、50代:43.3%、60代:35.6%)と減少する傾向にあった。

「自分の将来にどのくらい期待しているか?」尋ねたところ、「とても期待している」は最多の10代でも2割弱(16.0%)。20代と40代以上では1割にも満たなかった(20代:8.9%、30代:10.6%、40代:8.9%、50代:3.9%、60代:5.0%)。

「自分は価値のある人間だと思うか?」と尋ねたところ、「とても思う」はどの年代でも1割前後にとどまった(画像参照)。逆に「どちらとも言えない」「あまり思わない」「まったく思わない」と、自分の価値に疑問を持つ人が、10代ですでに7割弱(66.0%)、20代と30代では7割以上(20代:70.5%、30代:71.7%)に上ることが判明した。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000091676.html

serendipityプレスリリースより