日本初デジタルバンク頭取が語る、金融データサイエンティストの育成
ふくおかフィナンシャルグループの子会社として2019年に設立、国内初のデジタルバンクとして2021年5月よりデジタルネイティブ世代に向けてサービス提供を開始したみんなの銀行。多様な人材が集結する中、これまで取り組んできた人材育成について聞いた。
銀行誕生から150年、
「デジタルバンク」とは何か
永吉 健一
国内初の『デジタルバンク』として、2021年5月よりサービス提供を開始したみんなの銀行は、実店舗をもたず、通帳やキャッシュカードもない。スマホ一つあれば、口座開設からATM入出金、振込など、すべての金融サービスがアプリ上で完結できる。デジタルマーケティングを駆使して若年層を中心に支持を広げ、サービス提供から1年間で、アプリは108万ダウンロード、口座開設数は40万口座を突破。経済産業省が2022年に発表した『DX銘柄』に銀行業界で唯一選定されるなど、デジタル活用の取り組みは業界内外で注目を集めている。
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