アクティブ・ラーニングの先進事例 創造的思考法を取り入れた知識創造教育
前回、新しい教育の在り方として創造的思考法を紹介した。今回は、実際に全国の大学・大学院で進めている地域再生や組織活性化、また看護教育の現場で用いられている思考・分析法について、教育プログラムの開発者として解説する。
写真分析法を用いた、ワークショップで地域再生
山浦 晴男
北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科では、文系・理系のいかんにかかわらず通用するリベラルアーツ教育として、「知識創造論」の講義を1998年以来行っている。
担当している國藤進教授は、座学的教育となることを疑問視し、2008年から、学生の強い希望と教育 GP(質の高い大学教育推進プログラム)の予算が獲得できたことから、フィールドワークを含むグループ知識創造教育に着手した。筆者は教授からの依頼で非常勤講師として、2011年から2016年まで参画。地域再生や組織活性化のための「寄りあいワークショップ」の手法を4日間(合宿形式)の講座プログラムとして…
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