子どもたちが「遊びながら学ぶ」 想像力・創造力を育むガッコウ

p class="article_lead">アトラクションやテーマパーク開発に携わってきたデザイナーが、教育者へと転身。遊びながら学ぶ独自の教育施設を展開する「子どもアイデア楽工(がっこう)」の理事長・山上敏樹氏は、「4つの言葉」を使いこなせば、子どもの想像力・創造力を引き出せると語る。

遊びながら育む
2つの「ソウゾウリョク」

山上 敏樹

山上 敏樹

NPO法人 子どもアイデア楽工 理事長
1958年生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン科卒業後、ホンダランド(現モビリティランド)入社。遊園地研究開発部門のアトラクションデザイナーを経て、子どもが主役の「自らが操るテーマパーク」エリア開発に従事。2001年、本田技研工業(株)の「子ども研究」に参画。2013年、特定非営利活動法人 子どもアイデア楽工を設立。

NPO法人子どもアイデア楽工(がっこう)の理事長、山上敏樹氏は異色の教育者だ。武蔵野美術大学でデザインを専攻した後、ホンダランド(現・モビリティランド)へ入社。同社は多摩テックなどホンダグループのアミューズメント施設を運営しており、山上氏はアトラクションやテーマパーク開発に長く携わってきた。

さらに2001年には、ホンダの「子ども研究」プロジェクトに参画。それまで山上氏は経験と勘と度胸でアトラクションを開発していたが、「子ども研究」では論理思考で現代の子どもたちの課題を分析した。山上氏は最近の子どもたちは発想力に乏しいと危機感を抱いていたが、それは知識偏重の詰め込み教育の中で、友人と遊ぶ時間もなく孤立して多忙な日常生活を送っていることに…

(※全文:1968文字 画像:あり)

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