学習共同体を構築し、主体的・対話的で深い学びを
学習内容を深く理解し、生涯にわたってアクティブに学び続ける「アクティブ・ラーナー」を育てるために、アクティブ・ラーニングが有用とされているが、果たして本当にそうだろうか? 日本アクティブ・ラーニング学会会長に聞いた。
アクティブ・ラーニングにまつわる誤解
米田 謙三
「『アクティブ・ラーニング』という言葉に誤解が生じているのではないか」と語るのは、日本アクティブ・ラーニング学会の会長で、関西学院千里国際中高等部の教員でもある米田謙三氏。重要なのはあくまでも「アクティブ・ラーナーを育てること」であり、アクティブ・ラーニングがすべてではない、という前提で授業をしているという。アクティブ・ラーナーを育てる方法の一つにアクティブ・ラーニングがあるにすぎず、知識・技能、思考・表現・判断、学びに向かう力・人間性は、どれも必要な要素だ…
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