6割超の授業を英語で実施 国際人を育成するイマージョン教育

寝屋川市の香里ヌヴェール学院小学校は、2017年の校名変更と共学化を機に教育内容を刷新。グローバル社会で通用する能力を育成すべく、複数教科を英語で授業する「イマージョン教育」を実践している。学校長の西山哲郎氏に、英語教育の本質などを聞いた。

21世紀教育を目玉に、4年前に大改革を断行

西山 哲郎

西山 哲郎

香里ヌヴェール学院小学校 学校長
2018年度まで中高一貫校で英語教師として勤務。フォニックス、多読多聴、英語ディベート、PBL、他教科横断授業など海外で行われている語学教育を実践してきた。学外では様々な教育機関や出版社のセミナーで講師も務める。

従来の知識集積型教育から、「21世紀型教育」を通じたグローバル人材育成へと大きく舵を切った小学校がある。創立90年以上の歴史を持つカトリック伝統校、香里ヌヴェール学院小学校(大阪府寝屋川市)だ。2017年4月より校名を変更(旧大阪聖母学院小学校)し、同校および付属中学・高校を女子校から共学校に移行するなどの教育大改革を断行した。

同校の「21世紀型教育」とは、チームで協働しながら具体的な課題の解決方法を導き出していく課題解決型授業(PBL)を中心に…

(※全文:2081文字 画像:あり)

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