ビズリーチ、採用担当者の「検索ワード」トレンドを発表

株式会社ビズリーチ(所在地:東京都渋谷区)が運営する、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」は、2022年に企業の採用担当者がビズリーチでレジュメ(職務経歴書)を検索する際に使用したキーワードのうち、前年と比較して検索数が上昇したワードを「2022レジュメ検索トレンド」として発表した。

ビズリーチは、企業の採用担当者やヘッドハンターが会員のレジュメ(職務経歴書)の情報を検索し、スカウトのメッセージを直接送信できるサービスだ。企業の採用担当者が、どのようなキーワードで会員のレジュメを検索しているかを調べることで、積極的に採用している人材やポジションの特徴・傾向が分かる。

2022年の1位は「開発要件定義」となった。前年の1位は「DX」だったが、2022年はさまざまな分野で具体的にDXが進んだことで、DXを深化させる人材の需要が高まった1年となった。各業界・各社で具体的なDXの取り組みが深化し、新たな課題が浮き彫りになったことで、システム等の開発を進めるための要件定義をし、DX実現のビジョン(ビジネス)とIT現場(技術)の橋渡しを行う人材のニーズが増加したと推測できる。

また7位は「折衝」で、関連ワードは「要件定義」や「プロジェクトマネージャー」「プロジェクトリーダー」「ベンダーコントロール」「顧客折衝」となった。1位の「開発要件定義」と同様で、自社のDX推進において外部のITベンダーとの折衝を行う人材や、クライアントのデジタル化支援を推進できる人材の需要が高まっていることが分かる。

このような「橋渡し人材」は、「アーキテクト」と呼ばれるポジションだ。アーキテクトには要件定義や仕様策定に加えて、ビジネス面での課題解決のための経営的視点が求められる。ビズリーチ上の「アーキテクト」求人は増加傾向にあり、今年はアーキテクト人材を求める企業がさらに増加していくと推測される。

また4位「カーボンニュートラル」、14位「電池」がランクインしたように、ビズリーチ上の「サステナビリティ関連求人」は年々増加傾向で、政府の「2050年カーボンニュートラル宣言」前の2019年と比べて2022年の求人数は11.0倍に伸長していることが分かった。

23.1.12news1

Visional・プレスリリースより