「全く読書しない」10代が6割以上 民間調査
HUSTAR(ヒュースター)株式会社は7月12日、同社が運営する学習情報メディア「スタディチェーン」が行った「世代別全国読書調査」の結果を発表した。
調査は6月から7月にかけて、全国の10代~50代を対象に実施。10代450名、20代~50代各250名の計1,450名から回答を得た。
読書の頻度について尋ねたところ、10・20・40代では「全く読書しない」が、30・50代では「月に1回程度」がもっとも一般的だった(画像参照)。
「全く読書しない」はどの年代でも3割を超えた。最多は10代で、60.8%。20代45.2%、30代35.3%と年齢が上がるにつれて減少したが、最少の50代でも31.3%に上った。
一方、「毎日読書する」はどの年代でも3%前後にとどまった。10代3.1%、30代3.3%、50代2.4%と、世代間の差はほとんど見られなかった。
コロナ禍による読書時間の変化について尋ねたところ、「増えた」が41.2%で最多。「変化なし」が23.4%だった。「読書自体をほとんどしない」との回答も29.2%に上った。
読書に用いる媒体について尋ねたところ、「紙媒体」が41.1%で最多。「電子書籍」は12.4%、「両方」は17.2%だった。「電子書籍」と「両方」を合わせた数字は、2019年の前回調査から上昇したが、その程度は約3ポイント。電子書籍への移行はコロナ禍を経ても進んでいないことが明らかとなった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000055407.html
HUSTARプレスリリースより