京都ノートルダム女子大、2026年度以降の学生募集を停止 定員割れにより「苦渋の決断」
京都ノートルダム女子大学は4月25日、長引く定員割れを受け、2025年度の入学生を最後に学生募集を停止することを発表した。運営母体である学校法人ノートルダム女学院が、4月22日開催の理事会にて決定した。
京都ノートルダム女子大は1961年創立。「国際言語文化学部」、「現代人間学部」、「社会情報学環」の3学部および「人間文化研究科」、「心理学研究科」の2研究科を置き、カトリック精神を基盤とした教育研究に取り組んできた。
学部全体の入学定員330名に対し、2020年度には429名だった入学者は、2021年度に267名に激減。さらに2022年度には212名、2023年度に198名、2024年度に186名と年々減少。定員割れが続いていた。
4月には国際言語文化学部を「人文学部」に改組するとともに、「女性キャリアデザイン学環」を新設するなど、魅力化に取り組んできた。しかし定員割れにより、募集停止という「苦渋の決断」に至ったとしている。
なお、附属中高および小学校である、ノートルダム女学院中学高等学校およびノートルダム学院小学校については、今後も存続する。