学習管理システム、企業規模により活用に大きな差 大手ほど活用

人材育成サービスを提供する株式会社LDcube(エルディーキューブ)は8月7日、「ポスト・コロナの人財育成施策の実態調査」の結果を発表した。調査は6月から7月にかけて、企業の人事・人材育成担当者を対象に実施。213名から回答を得た。

現在行っている人材育成施策について、効果が出ていると感じるか尋ねたところ、「どちらとも言えない」が48%で最多。「少し出ていると感じる」が26%で続いた。「出ていると感じる」は9%。「出ていないと感じる」(8%)こそ上回ったが、「あまり出ていないと感じる」と同率だった。

学習時間など、社員の学習行動についてのデータを取得・可視化できているか尋ねたところ、「できている」との回答は31%。昨年の前回調査では23%であり、取組みが進み始めていることが判明した。

学習管理システム(LMS)を活用しているか、企業規模別に尋ねたところ、活用しているとの回答は「1001名以上」では61%、「301~1000名」では26%、「300名以下」では13%。大手ではLMSの活用が進んでいるが、中堅中小ではそうではなく、企業規模により大きな差があることが判明した。

かつては自社開発が必要であったり、社内に専門家が必要であったりと、中小企業には導入が難しかったLMSだが、近年は多くがクラウドサービスとなりつつあり、導入が容易となっている。このため、中小も大手と同様にLMSを活用していくことが重要であるとしている。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000131307.html

人事・人材育成担当者に、所属企業が学習管理システムを使用しているか、企業規模別に尋ねた結果。フォーイット プレスリリースより