フリーアドレスでも4人に1人が席を「あまり変えていない」 民間調査
パーソルファシリティマネジメント株式会社は7月10日、「フリーアドレスの実態調査」の結果を発表した。
フリーアドレスとは、席を自分で決められる働き方のこと。調査は3月から4月にかけて、フリーアドレス下で働く東京、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪エリアの会社員を対象に実施。448名から回答を得た。
座る場所を意識的に変えているか尋ねたところ、「変えている」は21.2%。「あまり変えていない」(24.1%)を下回った(画像参照)。最多は「たまに変えている」で38.4%。「全く変えていない」も12.7%見られた。4割近くの人がフリーアドレスでも席を固定化しがちなことが判明した。
フリーアドレス導入時に、総務部や人事部など管轄部門から導入の目的や背景についての説明があったか尋ねたところ、「十分な説明があった」が28.3%、「簡単な説明があった」が45.5%、「特に説明はなかった」が14.5%。
「十分な説明があった」は、席を「変えている」と回答した人では48.8%に上り、逆に「あまり変えていない」と回答した人では14.2%にとどまった。「特に説明はなかった」は、「変えている」と回答した人では10.8%で、逆に「あまり変えていない」と回答した人では38.5%に上った(画像参照)。
会社から説明があった人ほどよく席を変えていることが明らかとなった。このことから、フリーアドレスをうまく運用するためには、導入時に社員に向け丁寧な説明を行うことが重要としている。
結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000909.000016451.html
パーソルファシリティマネジメント プレスリリースより