生成AIについて知っている子どもは2割超、そのうち7割が利用経験あり
株式会社ベネッセコーポレーションは7月17日、「生成AIの利用に関する調査」の結果を発表した。調査は6月、全国の小学3年生~6年生とその保護者を対象に実施。1,032組から回答を得た。
生成AIについて知っているか尋ねたところ、子どもの23%、保護者の53%が「知っている」と回答した。「聞いたことはあるがどのようなものか分からない」を合わせると、子どもの半数以上(58%)、保護者の8割以上(83%)が、名前レベルでは生成AIについて知っていることが判明した。
「知っている」と回答した子どもに、生成AIをどの程度利用しているか尋ねたところ、「よく使っている」が16%、「時々使っている」が28%、「試しに使ってみたことがある」が26%。使ったことがあるとの回答が7割に及び、「まったく使ったことがない」(29%)を大きく上回った(画像参照)。
また、生成AIについて「知っている」と回答した保護者に、子どもに生成AIをどの程度利用してほしいか尋ねたところ、「積極的に使ってほしい」が14%、「少し使ってみてほしい」が52%。「あまり使ってほしくない」は20%、「まったく使ってほしくない」は4%にとどまり、利用に肯定的な保護者が、否定的な保護者を大きく上回った。
肯定的な保護者と否定的な保護者のそれぞれに、その理由について尋ねたところ、前者では「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」(35%)、後者では「自分で考えなくなりそうだから」(48%)との回答が最多となった。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001286.000000120.html
生成AIについて「知っている」と回答した子どもに、どの程度利用しているか尋ねた結果。ベネッセ プレスリリースより