オンライン授業の孤独感を解消、新たなコミュニケーションツールを開発

コロナ禍でオンライン授業を取り入れる学校や塾などが増えている一方で、オンライン授業は参加者同士が繋がりを感じにくく子どもが孤立していってしまうという課題が顕著となっている。その課題を解決するために、オンラインプログラミングスクールを運営している株式会社TENTO(埼玉県川口市)は、参加者同士が横の繋がりを感じられるような機能を備えたオンライン授業ツールnoizを開発した。

従来のWeb会議ツールではブレイクアウトルームという形で小部屋の作成と移動はできても、一旦その小部屋に入ってしまうと他の小部屋では何が行われているのかを感じることができなかった。また他の小部屋への移動も容易ではないため、限られた人数としかコミュニケーションをとれなかった。

noizはこれらを解消した、もっと参加者同士が簡単にコミュニケーションを取ることができ、「横のつながり」を感じられるようなオンライン授業ツールとなる。テーブルという概念を導入することで、オンライン授業の孤独感や双方向コミュニケーションの難しさを解消するという。

株式会社TENTOでは、自社の子ども向けオンラインプログラミングスクールでnoizを使った授業を開始しているが、アンケートによると従来の会議ツールよりnoizの方が孤立を感じにくいと回答した生徒が100人中90人以上いることがわかった。noizは現在特許出願中であり、今後様々な教育現場へと展開する予定だ。

22.3.11news3

株式会社TENTO・プレスリリースより