東京大学、ポプラ社「子どもと絵本・本に関する研究」特設サイトを開設

株式会社ポプラ社と東京大学大学院教育学研究科附属 発達保育実践政策学センター(以下、東京大学Cedep)は、子どもを取り巻く読書環境の改善を目的として、デジタルメディア時代の「絵本・本」の価値を科学的なアプローチで明らかにする共同研究プロジェクト、「子どもと絵本・本に関する研究」に取り組んでいる。得られた知見を広く社会に発信することを目指して、研究活動や研究成果を分かりやすく集約した特設サイトをオープンした。

特設サイトでは、実験研究・調査研究・事例研究にまたがる研究活動の全体像や、現在進行している研究内容、学会・論文発表、シンポジウムやオンラインセミナーの開催報告等を掲載し、多岐にわたる活動内容を一覧で見ることができる。また、シンポジウムやセミナー等での発表資料や調査研究をまとめたリーフレット等の研究成果をできる限りデジタル化して公開することで、得られた知見を多くの方に活用してもらうことを目指している。

東京大学Cedep、ポプラ社の共同研究「子どもと絵本・本に関する研究」プロジェクトは、子どもを取り巻く絵本・本環境を、エコシステムとして多層的に捉えた上で、「子ども・家庭」「園」「地域」それぞれのレイヤーの実態や関係性を把握するための研究を実施している。なお、エコシステムの考え方は、発達心理学者U.ブロンフェンブレナーによる、人の発達を「人と環境(文脈)が相互作用し合うシステムのなかで複雑に規定される」ものとして捉える生態学的アプローチを参照しているという。

22.12.9news2

株式会社ポプラ社・プレスリリースより(https://sites.google.com/g.ecc.u-tokyo.ac.jp/cedep-poplar