北大、九大共同の教育コンソーシアムに資源大手・リオティントが参画

イギリスに本社を置く国際的大手鉱業グループのリオティントは、北海道大学大学院工学院と九州大学大学院工学府が共同で設立した、資源系人材育成の教育システムを強化、充実させることを目的とする「資源系教育コンソーシアム」に2022年4月1日付で参画することを発表した。

このコンソーシアムは、北海道大学大学院工学院と九州大学大学院工学府が2015年に共同で始めた「持続的資源系人材育成プログラム」を基礎とするもの。2017年には日本初の資源工学教育に関する共同教育課程(共同資源工学専攻、修士課程)を設立し、資源国からの留学生受け入れ、日本人学生の海外インターンシップ派遣、海外大学からの招聘教員による講義などを通じて、高い専門性と国際性を備えた資源系人材の育成に努めてきた。

この連携に基づく資源系人材育成プログラムのさらなる充実と発展を目指して、民間企業や公的機関をメンバーに迎え「資源系教育コンソーシアム」が発足することとなった。

サステナビリティが重視される中で資源を取り巻く課題は多様化している。アカデミアと民間企業との連携で次世代の「資源系人材」が推進されることが期待される。

22.3.17news2