東大、社会人向けプログラム「スマートヘルス・スクール」の受講生を募集 ヘルスケア分野の起業家を育成
東京大学は5月8日、ヘルスケア分野の起業家育成を目的とした社会人向けプログラム「スマートヘルス・スクール」の第1期受講生の募集を開始した。
プログラムは大学院新領域創成科学研究科が提供。若手社会人から中堅、経営者まで幅広い層を対象に、エイジングヘルス分野の研究成果を、最先端のデジタル技術を活用しつつ事業として社会実装できる力を涵養する。
エイジングヘルスとは、細胞が老化していく原理を研究し、健康寿命の延伸や、高齢者の健康維持を目指す分野。その最新の研究成果を、ウェアラブルデバイスによる健康データの逐次的な収集や、生成AIによるその分析と組み合わせることで、次世代型の個別最適なヘルスケアを実現できる人材を育成する。
講師は同研究科の教授ら、その分野の第一人者が務める。グループワークにより、スマートヘルスの専門知識に加え、社会課題発見やビジネスモデル構築の能力も養う。Googleオフィスへの訪問など、先端技術の現地視察も行う。
第1期は10月から来年3月にかけて東京大本郷キャンパスにて開講。Google訪問や、東京大学柏キャンパスへの1泊2日のサイトビジットも含めて、全9回の予定。
定員は20名。受講料は60万円(税込)。募集は9月12日まで。詳細は以下より。
https://www.smarthealth-school.k.u-tokyo.ac.jp/archives/course/2025winter