東京医科大、新潟県と連携協定を締結 県の地域基幹病院を長期臨床実習のフィールドとして活用
東京医科大学は4月21日、新潟県と連携協定を締結した。
県の地域基幹病院を長期臨床実習のフィールドとして活用し、医師を養成する。東京医科大が自治体と医師養成に係る連携協定を締結するのは初。
同大はこれまで、大学病院を臨床実習のフィールドとしてきた。しかし大学病院における臨床実習は、1か月ごとに診療科を移るのが一般的で、医療の流れの一部にしか触れられない面があった。
そこで、新潟県の地域基幹病院をフィールドに、同一の診療科に3か月間留まり、臨床研修医に近い立場で医療に継続的に関与する「長期滞在型臨床実習」(LIC)を行う。
これにより、医療の全体像を縦断的に理解し、患者を全人的に診療できる医師を養成。医学教育のさらなる向上を図るとしている。