実務家教員FDプログラム始動、第1期を9月開講予定 先端教育機構

学校法人先端教育機構、社会情報大学院大学は6月22日、実務家教員などを対象に、実務能力、教育指導力、研究能力に関する継続的な学習機会を提供する「実務家教員FDプログラム」が9月開講予定であることを発表した。

同プログラムは、2019年に社会情報大学院大学が文部科学省より採択された「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」の一環として行うもので、現役実務家教員や実務家教員の養成に関連するプログラム修了者を対象に、実務能力、教育指導力、研究能力に関する継続的な学習機会を提供し、実務家教員としての能力の質保証を目的としている。

実務家教員とは、企業や自治体などでの実務経験を持ち、教育研究の指導をする教員を指す。2019年4月から制度化された専門職大学設置基準では「専攻分野におけるおおむね五年以上の実務の経験を有し、かつ、高度の実務の能力を有する者」とされており、年間1,500-2,000人(新任教員全体の約2-3割)が本務教員として採用されている。

同プログラムの在籍可能期間は1年間だが、最短6ヶ月で修了でき、都合にあわせた履修が可能だ。また、全時間数の半分がオンデマンド方式の科目で、学んだ内容をすぐに実務家教員としての実践に活かせるという。合計4日間のスクーリングでは、ワークショップ形式で実務家(教員)同士での意見交換や実践をもとに、教育や研究の方法論を学び、スキルを磨く。出願期間は2021年8月23日(月)まで。詳細は下記リンク先を参照。

https://nherc.coep.jp

21.6.23news1

社会情報大学院大学の外観。