文科省、「卓越大学院プログラム」2018年度採択分の最終評価結果を発表
文部科学省は3月17日、大学院支援事業「卓越大学院プログラム」の2018年度採択分について最終評価を行い、その結果を発表した。
「卓越大学院プログラム」は、イノベーションや社会課題解決を実現できる博士人材の育成を目的に、大学院における新たな学位プログラムの構築とその運営を、7年間に渡り支援する事業。
2018年度に始まり、2020年度までに30の学位プログラムが採択されている。2018年度に採択された15プログラムが7年目を迎えたことから、今回、最終評価が行われた。
独立行政法人日本学術振興会に設置された「卓越大学院プログラム委員会」が、目標をどの程度達成できたかという観点から評価。その結果、7プログラムが最高の「S」評価、同じく7プログラムが「A」評価、1プログラムが「B」評価を受けた。
【S】
北海道大学「One Healthフロンティア卓越大学院」
筑波大学「ヒューマニクス学位プログラム」
東京科学大学(採択当時は東京工業大学)「『物質×情報=複素人材』育成を通じた持続可能社会の創造」
長岡技術科学大学「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」
名古屋大学「トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム」
大阪大学「生命医科学の社会実装を推進する卓越人材の涵養」
早稲田大学「パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム」
【A】
東北大学「未来型医療創造卓越大学院プログラム」
東北大学「人工知能エレクトロニクス卓越大学院プログラム」
東京大学「生命科学技術国際卓越大学院プログラム」
名古屋大学「 未来エレクトロニクス創成加速DII協働大学院プログラム」
京都大学「先端光・電子デバイス創成学」
広島大学「ゲノム編集先端人材育成プログラム」
長崎大学「世界を動かすグローバルヘルス人材育成プログラム」
【B】
東京農工大学 「『超スマート社会』を新産業創出とダイバーシティにより牽引する卓越リーダーの養成」
詳細は以下から見ることができる。
https://www.jsps.go.jp/file/storage/j-takuetsu-pro_2/jigohyoka/r6jigokekka/sokatsu.pdf
Image by ai tekno koncept (Adobe Stock)