ビズリーチ、中高生向けキャリア教育支援ツールを開発

株式会社ビズリーチは、自社のSDGs達成に向けたサステナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」として、今春から京都市立西京高等学校1年生の5名が発案した「キャリアを考える月間」の実現を目指して、中高生向けキャリア教育支援ツール「みらいDESIGN Kit」を開発する。「みらいDESIGN Kit」は、大人とのコミュニケーションを通じて将来かなえたい夢や仕事を実現するための方法を知り、未来の選択肢を広げることを目指して自ら学べるツールだ。今年の夏から教育機関への無償提供を予定している。

また、同キットは各学校等が「キャリアを考える月間」を定めて集中的に向き合うことを推奨し、初年度にあたる今年は、同ツールを活用した出張授業などのコンテンツ提供を行う予定だ。

昨年、京都市立西京高等学校附属中学校では「未来社会で幸せをつかみ取るため、あなたができる持続可能な方法を探る」というテーマを掲げ、総合的な学習の時間に課題探究活動が行われた。授業を受けた生徒5名は、「人生100年時代において、人は3つの職に就く」と言われていることをヒントに、幸せをつかみ取るためには「満足のいく転職と、転職がしやすい環境が整っている未来社会が必要である」と考え、研究プロジェクトを発足。前向きに転職・キャリアを考え、満足のいく転職がしやすい環境をつくるために「キャリアを考える月間(転職月間)」を策定することを発案し、社会での実現可能性を探るというアクションのなかで、ビズリーチに起案した。

ビズリーチは、サステナビリティプログラム「みらい投資プロジェクト」のなかで、未来のプロ人材の育成を掲げている。今回、生徒たちが考える課題やアイデアが、ビズリーチのミッション「すべての人が『自分の可能性』を信じられる社会をつくる」の実現にもつながることから、起案を受け止めて実現に向けた支援を行うことを決定した。

まずは、中高生や学校向けに未来のキャリアを考える仕組みとして、全国の中学・高等学校「キャリアを考える月間」の策定を推奨し、そこで活用される「みらいDESIGN Kit」の開発を、京都市立西京高等学校1年生の5名とともに進めていくとしている。

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Visional・プレスリリースより