文科省、7月29日「専門職大学フォーラム2025」を開催 有識者や現役学生らが魅力を発信
文部科学省は7月29日、専門職大学の認知向上に向け、高校生、保護者、高校教員らを対象にイベント「専門職大学フォーラム2025」を開催する。文科省の担当者による制度解説や、有識者による講演、企業と現役学生によるパネルディスカッションを通じ、その魅力を発信する。
専門職大学は、特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な「知識・理論」と「実践的なスキル」の両方を身につけることのできる、新しい種類の大学として2019年に創設。2025年4月現在、全国に19校(うち公立3校、私立16校)ある。
基幹教員の4割以上が実務家教員で、4年制の場合、卒業に必要な124単位のうち20単位(600時間)以上を企業内実習が占めるなど、実践的な教育により、即戦力となる人材を育成している。
学術にもとづく教育も行う点、またビジネス、イノベーション、地域振興等、幅広い分野の学びも行う点で、短期大学や専門学校とは異なっている。
フォーラムではそのような専門職大学の特徴や魅力を、講演やパネルディスカッションを通じ伝える。専門職大学を管轄する、文科省高等教育局専門教育課の担当者による解説に続き、リクルート進学総研の飯島隆介氏が「専門職大学制度の設立経緯および制度説明」と題して講演を行う。その後、「人材育成の最前線――学生と企業がつながる瞬間」と題し、企業と現役学生が登壇しパネルディスカッションを行う。
14:30から16:45にかけてハイブリッド形式で開催。対面会場は大阪市北区の大阪国際工科専門職大学総合校舎。参加無料、要申込(7月23日17:00締切)。詳細は以下より。
https://www.mext.go.jp/b_menu/gyouji/detail/mext_00061.html