日本財団、第64回「18歳意識調査」の結果を発表 テーマ「皇室」「就職」

公益財団法人日本財団は 2024年6月10日、第64回「18歳意識調査」の結果を発表した。

18歳意識調査は、2015年の改正公職選挙法で選挙権年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを受け、18歳の若者が何を思い、考えているのかを知るべく、日本財団が2018年から継続的に行っている調査。第1回「18歳成人」、第2回「新聞」、第3回「恋愛・結婚観」と、毎回異なるテーマにもとづき実施している。

第64回となる今回は、5月に全国の17歳~19歳の男女1,000人を対象に、「皇室」と「就職」をテーマに実施した。

皇室に関心があるか尋ねたところ、「関心がある」「どちらかといえば関心がある」の回答が約4割(44.3%)だった。男女別では、女性の方が「関心がある」「どちらかといえば関心がある」の回答が若干(3.7ポイント)多かった。

皇室に親しみを持っているか尋ねたところ、「親しみを持っている」、「どちらかといえば親しみを持っている」の回答が約半数(46.6%)だった。男女差はほとんどなかった。

一方、就職について、就職・配属後に自分の希望と異なっていたら不安・不満を感じるものについて尋ねたところ(就職の予定がある学生のみ。複数回答可)、「雰囲気・人間関係」(68.7%)、「労働時間」(54.9)、「処遇・福利厚生」(38.5%)がトップ3となった。女性の場合、3位は「日々の業務内容」だった。

また、就職・配属後に自分の希望と異なる事柄があった場合、
どうするかについて「転職する」「希望と違ってもなるべく頑張って働く」「希望と違うので最低限の努力で働く」「その他」の4択で尋ねたところ、「希望と違ってもなるべく頑張って働く」(65.3%)が、2位の「転職する」(20.5%)に40ポイント以上の差をつけてトップとなった。男女差はほとんどなかった。

調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://www.nippon-foundation.or.jp/app/uploads/2024/06/new_pr_20240610_04.pdf