人文社会学の視点で「時代の空気を読む」観察眼を養う、京都大学のプログラム

京都大学は京都市立芸術大学、京都工芸繊維大学とともに昨年度から社会人対象の創造性育成プログラム「Kyoto Creative Assemblage」を開講。人文社会学の視点から社会を読み解き、新しい時代を表現するための考え方を学ぶ場を提供し、価値創造を担う人材の育成を目指す。

徹底した「社会観察」が
創造性の源泉

山内 裕

山内 裕

京都大学 経営管理大学院 教授
京都大学工学部情報工学卒業、京都大学情報学修士、UCLA Anderson Schoolにて経営学博士(Ph.D. in Management)。Xerox Palo Alto Research Center研究員を経て、京都大学経営管理大学院に着任。鮨屋、フレンチ、アパレルなどのサービスをはじめ、デザインやアートなどを含めた文化の経営学を研究している。主な著書には、『組織・コミュニティデザイン』(共立出版、共著)、『「闘争」としてのサービス―顧客インタラクションの研究』(中央経済社)など。2021年度から文部科学省価値創造人材育成拠点形成事業として「京都クリエイティブ・アッサンブラージュ」(https://assemblage.kyoto/)を立ち上げ、2022年に開講。https://yamauchi.net

『Kyoto Creative Assemblage(京都クリエイティブ・アッサンブラージュ、以下KCA)』には、人文社会学やデザイン、アート分野で京都を代表する3大学の講師と、創造的実践の第一線で活躍する実務家が集結。人文社会学的視点で社会を観察して現代を捉え直し、新しい時代を表現することで、歴史をつくるイノベーションを目指している。

(※全文:2362文字 画像:あり)

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