誰もがAIを使う時代、人がもつクリエイティビティとは何か?
昨年末頃からさまざまなサービスが登場している「生成系AI」。単語の羅列や簡単な指示だけで、人によるものと遜色ないレベルの文章や画像、楽曲がつくられる。誰もがこうしたAIを使える時代の「クリエイティビティ」とは何か、人工知能研究者の栗原聡教授に聞いた。
栗原 聡
社会を変える、
「生成系AI」のインパクト
2022年末より文章・画像・楽曲などを生成する「生成系AI」が続々と登場し、話題となっている。口語の文章で質問すると応答してくれる「ChatGPT」、キーワードを入れると画像を出力する「Stable Diffusion」「Midjourney」など、米国ビッグ・テックをはじめ、各社しのぎを削り社運をかけたリリースが続いている。ChatGPTの熱が加速しつつある中、CharGPTの能力を凌駕し、さらに画像の理解も可能となったGPT4が発表され、GoogleもGPTと競合する大規模言語モデルのPaLMの公開を決めるなど、信じられないスピードで世界が変わろうとしている。
(※全文:3237文字 画像:あり)
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