武蔵野美術大学 アート教育を通じて身につける、観察力・批判力・構想力

2019年に開設された武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科と修士課程のクリエイティブリーダーシップコース。デザイン思考やアート思考をビジネスに活かすことのできる人材の育成を目指す。同学科・修士課程の活動とねらいについて、長谷川敦士教授に聞いた。

ロジカルシンキングから
デザイン思考、アート思考へ

長谷川 敦士

長谷川 敦士

武蔵野美術大学 造形構想学部クリエイティブイノベーション学科 主任教授
東京大学大学院総合文化研究科 博士後期課程修了(学術博士)。2002年株式会社コンセント設立、サービスデザインを基軸に、メディアのデザインや企業へのデザイン導入支援を行う。2008年より、UXデザイン分野のNPO 人間中心設計推進機構の理事に就任、UX/HCDの啓蒙普及活動を行う。2016年より副理事長。2013年、国際的なサービスデザイン実践家の組織Service Design Networkの日本支部を設立、共同代表を務める。2019年より現職。研究テーマは理解のデザインを軸に、意味のイノベーションの探索と、社会システムとデザイン。

VUCAといわれる変化の時代を生き抜くうえで、創造性(クリエイティビティ)の重要性が指摘されている。

「クリエイティビティ自体は、生活やビジネスなどすべての側面において昔から必要とされてきたものです。ただ、最近、特に創造性教育といったかたちでアート教育が注目されています」と話すのは、武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科教授の長谷川敦士氏。

(※全文:2234文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。