文部科学省に聞く、大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業の背景
社会課題に対するイノベーションが求められる現代、社会人のクリエイティビティ育成は大きな課題だ。今まさに実践が進む「大学等における価値創造人材育成拠点の形成事業」の背景を、文部科学省生涯学習推進課リカレント教育・民間教育振興室長の西明夫氏に聞いた。
VUCAの時代に求められる
価値を生み出す人材

西 明夫
文部科学省 総合教育政策局 生涯学習推進課リカレント教育・民間教育振興室長
2004年文部科学省入省。(独)日本学生支援機構や兵庫県教育委員会にも出向経験があるほか、初等中等教育分野で教育公務員の働き方改革や教育委員会業務支援に従事。2020年から高等教育局大学振興課の大学改革推進室長。教学マネジメント指針の運用や、中央教育審議会大学分科会大学院部会の運営、卓越大学院プログラムや地域活性化人材育成事業(SPARC)の企画立案・実施に関わる。2022年から現職。リカレント教育を通じて社会人・企業・大学の好循環を実現し、個人の豊かな人生100年と高度な経済成長を支える大学の在り方を模索している。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックやロシアによるウクライナ侵攻、急速なデジタル化などにより、人々の生活スタイルや考え方は大きく変化している。あちこちで「VUCA(変動・不確実・複雑・曖昧)の時代」という言葉が聞かれ、ビジネスも生活も教育も、従来のやり方だけではうまくいかなくなっている。
(※全文:2552文字 画像:あり)
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