ゲーム会社に学ぶクリエイター育成 多様な職種と協働し、地道にやり抜く力

金沢市をベースとし、『絶体絶命都市』などの人気タイトルを開発・販売するゲーム会社のグランゼーラ。クリエイターの育成は仕事を通じたOJTを基本とし、失敗を恐れず挑戦することを重視する。ゲームクリエイターに必要な資質や能力について、代表の名倉剛氏に聞いた。

世界100カ国あまりで販売
金沢ベースのゲーム会社

野々市市にあるスタジオの様子。『図書館の自習室』のような集中した空間となっている

名倉 剛

株式会社グランゼーラ 代表取締役
大阪市出身。アイレム株式会社、株式会社ナスカ、アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社などのゲーム会社数社での勤務を経て、2011年4月にゲーム会社グランゼーラを設立。ゲーム開発のゲームデザイナー、ディレクター(ゲームの設計者・監督)として30年以上の経験がある。ゲーム制作およびプロデューサーとして関わったゲームタイトルは30タイトル以上。前職では、ゲーム開発と兼務でゲーム事業全体の統括マネージャーを5年間務める。2011年金沢にて起業。

2011年4月、金沢市で創業したゲームメーカーのグランゼーラ。創業メンバーは6人で、以前は映像ディスプレイの大手・EIZOのグループ会社でゲーム事業に携わっていた。

「当時、私は事業責任者だったのですが、力不足でゲーム事業の縮小と制作していたゲームの開発中止となってしまいました。『ゲームの仕事を続けたい』というメンバーに声をかけ、自分たちだけでやってみようと思ったのが創業の経緯です。前職時代からお世話になっていた多くの方々が協力してくださったことで独立できました」

(※全文:3341文字 画像:あり)

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