文科省、ICT支援員に関する啓蒙パンフレットを発行
文部科学省は3月21日、ICT支援員に関する啓蒙パンフレットを発行した。
ICT支援員とは、学校教職員のICT活用を補佐する職業。学校教育法施行規則第65条の5に規定がある。具体的な業務内容は、授業計画や教材の作成支援、機材の操作サポート、ICT環境の整備、トラブルシューティング、校内研修の実施など。
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に不可欠な存在であることから、国は「学校のICT環境整備3か年計画」(2025〜2027年度)などでその増加に取り組んでいる。
配置数は2023年度末時点で7,172人。約4.5校に1⼈となっている。約5割の自治体では4校に1⼈以上配置されている一方、約3割の自治体ではまったく配置されていないなど、年々増えてはいるものの、偏りがあるのが現状だ。
この度発行されたパンフレットは「ICT支援員の適正配置を」と題され、全国のICT支援員の声も交えつつその業務内容を紹介。その魅力を伝えることで、ICT支援員の増加を図ろうとしている。
パンフレットは全8ページ。以下から読むことができる。
https://www.mext.go.jp/content/20250317-mxt_jogai01-000010766_001.pdf
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