経営企画⼈材に「財務会計リテラシー」を!収益のロジックを戦略立案に⽣かす

財務会計の専門職でなくとも、全社戦略、事業戦略の立案に加え、人事等の様々な社内施策を進める際には、利益への影響を見通す力が欠かせない。『経営企画のための財務会計入門』を上梓した三井住友銀行の後藤氏に、専門職でない者にとっての財務会計の学びの要点を聞いた。

本部スタッフに必要な
財務会計の視点

後藤 史守弥

後藤 史守弥

1式会社三井住友フィナンシャルグループ 理事 財務部部長
1987年、一橋大学経済学部を卒業。同年三井銀行(現・三井住友銀行)に入行。1994年、米国カーネギーメロン大学産業経営大学院(現 Tepper School of Business)修了。1996年、米国公認会計士試験合格。同年さくら銀行(現 三井住友銀行)総合企画部に異動後は一貫して財務会計関連業務に従事。国際財務報告基準(IFRS)に基づく決算関連業務の経験も10年以上に及ぶ。企業会計基準委員会元金融商品専門委員会委員。株式会社三井住友銀行 理事 財務企画部部長も兼任する(所属・肩書は取材時のもの)。

1996年から一貫して三井住友銀行の財務会計業務に従事してきた後藤史守弥氏。新卒で入行した直後の5年間の営業経験の後、留学、リサーチ部門を経て企画部門で財務会計業務を担当。長く、財務諸表を“作成する側”としての経験を積んできた。

そのキャリアの中で、役員・部長やさまざまな部署のキーパーソンに説明をし、財務会計領域の質問を受けるたび、財務会計の知識の大切さを痛感したと振り返る。

(※全文:2423文字 画像:あり)

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