研究の魅力を発信し資金調達、学術系クラウドファンディングの潮流

研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイト『academist』は、研究者自身が研究の魅力を発信し、サポーターから支援を受ける場だ。昨年2月には、産学協働推進支援サービス『academist Grant』も始動し、セクターを越えた価値創造に取り組んでいる。

研究費獲得に特化した国内初の
クラウドファンディングサイト

柴藤 亮介

柴藤 亮介

アカデミスト株式会社 代表取締役 CEO
2013年3月首都大学東京大学院 理工学研究科 物理学専攻 博士後期課程単位取得退学。同年4月アカデミスト株式会社の前身となる株式会社エデュケーショナル・デザインを創業。2014年4月に日本初の学術系クラウドファンディングサイト「academist」を リリース。学生時代の専門は、原子核理論、量子多体物理。

アカデミストは「研究者がいきる、私たちがつなぐ。」というミッションの下、国内初の研究費獲得に特化したクラウドファンディングサイト『academist』を運営している。さらに、学術系ウェブメディアや企業と研究者のマッチング事業などを通じ、研究者を多面的にサポートする。

「私自身も元々、大学院で物理学の研究をしていましたが、日頃、他の研究室の方々と議論する機会などはなく、自分たちの研究に閉じこもるような状態でした。学会を除き、外部とコミュニケーションする機会もあまりなく、もっとそのような機会があればよいと感じていました」

(※全文:2061文字 画像:あり)

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