ファイナンスの学問的知識をビジネスに活かせる金融・経営人材を育成

一橋大学大学院経営管理研究科の金融戦略・経営財務プログラム(HUB-FS)は、財務とマーケットの2分野でファイナンスについて学べるMBA課程だ。時代の変化にも通用する原理原則を学び、「軸をもって」新たな課題に対処できる人材の育成を目指す。

財務とマーケット、
ファイナンスを体系的に学ぶ

大橋 和彦

大橋 和彦

一橋大学大学院経営管理研究科
金融戦略・経営財務プログラム教授
2021年より東京工業大学エネルギー・情報卓越教育院 教授を兼任。1993年MITスローン経営大学院博士課程修了、経営学(ファイナンス)Ph.D.。2000年の創立時より一橋大学大学院国際企業戦略研究科(現 一橋大学ビジネススクール(HUB)の前身の一部)に所属。2018年、改組により現職。日本ファイナンス学会会長、日本銀行金融研究所顧問、日本証券クリアリング機構社外取締役などを歴任。

HUB-FSは2000年4月に設置され、2021年度までに700人以上の修了生を輩出してきた。設置された当初は金融工学が盛んになり、世界の金融市場でそれらの学問的知識がダイレクトに使われ始めた時代だった。

「データをきちんと理解して、学問的知識をビジネスに活用するためには、高い教育を受けた人材が必要でした。欧米では当時、一流の学者も含め、そのような知識をもつ人たちが活躍し始めていました」

(※全文:2264文字 画像:あり)

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