「未来」をつくり出すために求められる金融リテラシー

「お金」を適切に使うことは個人・組織のどちらにも重要だが、金融経済領域の知識は幅広く、身につけるべきものの取捨選択は難しい。ここでは、本特集で取り上げたテーマに沿って金融リテラシーとして身につけるべき視点を整理する。

金融に関する知識を身につけ、
判断力を養う

2013年6月に閣議決定された「消費者教育の推進に関する基本的な方針」(2018年3月変更)では、「金融リテラシー」を「金融に関する知識・判断力」としている。金融リテラシーは、図に示すように4分野15項目に分類されており、生涯を通じさまざまなシーンで必須となる知識であることがわかる。

国民一人ひとりの金融リテラシーを向上させることで、経済的な自立を促し、よりよい暮らしを実現できるようになること、ひいては良質な金融商品の提供が促されれば家計金融資産の有効活用にもつながり、公正で持続可能な社会の実現にも貢献するというのが金融教育が推進される意義と目的だ。

(※全文:2043文字 画像:あり)

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