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財務情報から将来を予測、経営戦略に織り込む　CFO人材の資質と能力

欧米では財務を戦略に取り込む経営者として、CEO（最高経営責任者）と並ぶステータスをもつCFO（最高財務責任者）。現役のCFO、財務幹部約6,000人の会員を擁してこうした人材の育成に取り組む日本CFO協会に、人材の要件や育成の取り組みを聞いた。

「将来」に関する説明を
投資家や株主が求める時代に

谷口 宏

谷口 宏

一般社団法人日本CFO協会 専務理事
1989年東京大学経済学部卒。住友銀行（現 三井住友銀行）で企業調査・金融、人事に従事した後、2000年日本CFO協会創設、専務理事。経営財務の人材育成事業を開始。2011年国際財務幹部協会連盟（IAFEI）会長（現在は諮問委員）。2018年日本CHRO協会、2020年日本CLO協会創設、両団体の専務理事。人事・法務を含む本社機能全般の人材育成活動を展開。

CFOは単なる経理・財務の担当役員ではなく、企業の意思決定や実行を担う経営者だ。欧米の企業では財務を戦略に取り込める経営者として、CEOと並ぶステータスをもつ。

（※全文：2154文字　画像：あり）

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