新紙幣発行が金融教育のきっかけになると考える保護者が半数以上 民間調査
動画教育サービスを提供する株式会社イー・ラーニング研究所は8月23日、「教育における新紙幣発行に関する意識調査」の結果を発表した。
7月に20年ぶりに行われた新紙幣の発行は、子どもの教育にどのような効果を持つと捉えられているのか調べた。
調査は7月、保護者(親族に子どもがいる人を含む)を対象に実施。376名から回答を得た。
新紙幣発行をきっかけに子どもに学んでほしいことについて尋ねたところ(複数回答可)、「経済と財政の基礎知識」との回答が38.1%で最多。「新紙幣となる社会的な意味」(32.8%)、「歴史と文化」(19.9%)、「紙幣のデザインなど美術的な視点」(8.3%)と続いた。
新紙幣発行は、金融教育に目を向ける機会になると思うか尋ねたところ、「そう思う」が54.3%。「そう思わない」の19.7%を大きく上回った。「わからない」が26.1%だった。
新紙幣発行をきっかけに、子どもに具体的にどのようなお金の知識を学んでほしいか尋ねたところ、「資産形成と運用」が30.1%で最多。「金融システムの基本」(27.2%)、「税金や社会保障」(15.8%)、「貯蓄とその重要性」(14.7%)と続いた。
新NISAなども話題となる中で、新紙幣を切り口に、資産形成やお金に関する仕組みについて正しい知識を身に付け、将来に役立ててほしいと考える親が多いことが伺えた。
調査結果の詳細は以下から見ることができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000013831.html
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